『夜間のライトはどうすべき??』

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『これからは夜間の季節!』



 こんばんわ!最近日が暮れるのがめっきり早くなりました。そんなことを考えていたら、リクエストが来ました!リクエスト、どんどん下さい!!皆様からの生の声にできるだけ応えていきたいと思います!!

その第一弾として、今回から少し夜間の運転について考えていきたいと思います。

 一日一回必ず訪れる悪条件、それは、夜間です!そして、そのような悪条件ほど車を運転する確率は高くなると言えます。例えば、激しい豪雨を目の当たりにして、心の中でこぶしを握りながら満面の笑みで自転車を走らせる人少数派ですし、バス停や駅に徒歩で向かうのも辛いと思います。そんなとき、ふと見ると、アナタには運転できるクルマがある! そんな場合、数秒後にはキーを手にしているのではないでしょうか。悪条件を前にすると、クルマとは何て尊いものなのでしょう!

 

 前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ります。

 

『ヘッドライトと照射範囲』

 

 どの車にも必ず付いている夜間用装備としては、ヘッドライト(前照灯)があります。これは夜間の命綱とも呼べる重要な装備です。このライト、どのくらいの距離を照らすことができるかはご存知でしょうか?一般的には、 

下向きで40メートル、上向きで100メートル 程度

になります。これを見るだけではピンとこないかもしれません。例えば、下向きで時速60キロメートルで走行時に障害物を発見した場合、ブレーキだけでは間に合わずぶつかってしまうことを意味しています。実際、意外と見えません。個人的にも、カーブで遊んでいたイノシシファミリーとぶつかりそうになったことがあります。

では、どうすればいいのかというと、ポイントは以下になります。

 

① 誰もいない場所ではヘッドライトを上向きにする

② レベライザーを調整する

 

 ①は、交通安全系のポスターでも推奨している方法です。上向きにする方法はかなり有効で、照明のない夜道では、迫りくるカーブの雰囲気をとてもよく掴むことができます。許される環境であれば、積極的に使ってみましょう!ヘッドライトを上向きにするもう一つの利点は、

対向車の立場からでは、カーブや先の見えない交差点で自車の様子が良く分かる

ということです。ただし、対向車や歩行者がいるときは、直ちに下向きしてください!

 

 もう一つの②はどんなものなのでしょうか? これは、ヘッドライトの下向きの照射角度を調整できる装置です。このダイヤルを回すことによって照射範囲を最適化することができます。本来は、荷物を大量に積み込んだ場合やリアシートに人が乗って照射角度が狂った場合に調整するものです。この存在を知らずに、クルマを所有してから不適切な照射角度のまま運転している場合もありますので、一度確認してみるといいかもしれません。ただし、全ての車に装備されているわけではないので、なければ調整不可です。 

 

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 余談にはなりますが、ヘッドライトが眩しい場合はどうすればいいでしょうか?その場合、相手のライトを直視すると、一瞬目がくらむ「眩惑」という現象になり、危険です。対策としては、視線を左斜め前に移して、対向車のライトをやり過ごしましょう!

 また、後続車のライトがまぶしくてルームミラーが見えない場合は、防眩装置を使用しましょう。写真の丸印のつまみを動かすと、まぶしさが軽減され、後方視界も確保されます。ただし、この装置も車種によっては装備されていない場合もあります。

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 『まとめ』

 

 前照灯についてのポイントは以上になります。自分がライトを照射する場合、ちょっとしたことに気を配るだけで、夜間の視認性の向上につながります。

 その他には、ヘッドライトを明るいものに交換する、という方法もありますが、交換方法が良く分からない、車検に通らない、という場合もあります。もし交換する場合は、プロの方と相談の上交換することをお勧めします。

長くなってしまいましたが、次回は夜間と歩行者の関係を考察したいと思います。