安全運転の第一歩は、安全確認と合図!

 

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今回からは、実際にアナタが路上を走行する場合に注意すべき点、ポイント、アドバイスなど、具体的な事例を交えて考えていきたいと思います。その中で、今回は安全確認と合図について考えてみましょう。

 

 では、実際に安全確認は、どんな時にどこをみるのでしょうか?場合については、ほぼどんな時でも、といっても過言ではありません。発進、交差点、進路変更、後退、さらに、普段前進しているときでも周囲を見る必要があります。では、そのようなとき、何を見てどうやって確認していきましょうか?ここでは、交差点を例に挙げてみていきましょう。

 一般的に、多くの人が免許を取得する自動車教習所では、教本を見ると、以下の通りに書いてあります。


 安全確認⇒合図(方向指示器)⇒再確認⇒行動

 

 一番最初に書いてある「安全確認」とは、ルームミラーとサイドミラーで後方確認を行います。そして、合図を出し、ミラーで見えない部分について、目視で再確認をしてから行動を開始するという流れになります。別に、穴が開くほどミラーを見る必要もありませんし、思い切り振り返るように見たりする必要はありません。普段通り、必要な分だけをチラリと見ていただければ結構です。ただし、この行動を取るには、ある程度の時間がかかります。では、この時間を確保するためには、どうすればいいでしょうか? 答えは、

 

交差点では約30メートル手前、進路変更では約3秒前

 

になります。

 交差点の30メートルというのはイメージしにくいですが、例を挙げると、アナタが小学校や中学校で泳いだ25メートルプール一つ分の大きさになります。そんなプール泳いだこともない!という方、スミマセン。では、もう少し理論的に考えてみましょう。

 ここでもう一つ質問です。時速40キロで走行時、クルマは1秒間で約何メートルくらい移動するでしょうか?普段あまり考えない分野だと思いますが、計算すると、約11メートルになります。ということは、時速40キロ以上で走行している場合、約3秒前に出せば、30メートルという距離は確保できることになります。見方を変えると、だから進路変更も約3秒前に出す、となっています。

 そうは言っても、自分の位置から曲がる交差点まで、ほかの小さな交差点や側道など紛らわしい場所が全くないなど、状況次第ではもう少し手前から出した方が分かりやすい場合もあります。反対に、合図のタイミングが手前すぎると、停車と勘違いされて、勝手に追い越される場合があります。

 

『まとめ』

 道路を走る上での実用的な内容として、今回は安全確認と合図を取り上げてみました。安全確認については、見なければならない場所は必ず見てください!交差点で自転車やバイクとぶつかる場合もありますし、年に何件かは、発進時にお母さんがお子さんを轢いてしまう事故が発生しています。また、合図は他人への意思表示です!これが不適切だと誤解を招き、事故やトラブルの元になってしまいます。正しい方法とタイミングでこれらを実践してみましょう!