車の運転、カーブではどこを見るべき??

f:id:enjoydriving:20180916111155j:plain

次に行きたいところを見る

 「運転は、視線が極めて重要である」これは、前回お伝えした通りです。目の配り方が運転の良し悪しを左右すると言っても、過言ではありません。今回は、その中でも中核を担う部分、「どこを見るのか」というテーマを考察しましょう。

 

 このポイントは、単純に申し上げると、次のようになります。

 アナタが次に行きたい場所を見る 

実は、これ以上でもこれ以下でもありません。その中でもどこを見るのかというと、近くと遠く、両方をバランスよく見ればいいのです。例えば、カーブでは、入り口と出口の両方に目を配ることが大切になります。このバランスが崩れ、近くだけを見ていると、


・カーブを走行中に膨らむ
・ハンドル操作が早くなる、または忙しい
・他の車両よりも速度を落とさないと曲がれない


原因になってしまいます。逆に、遠くだけ見ていると、


 ・カーブの内側にかなり近づいてしまう

   ・右カーブでは、場合によっては道路の中央、または中央線をはみだしてしまう


傾向にあります。もし、以上の項目に心当たりがある場合は、

次回運転するときにセルフチェックをしてみましょう!

                                                              

f:id:enjoydriving:20180916105228j:plain

 

 
 この「バランスよく次に行く場所を見渡す」という行為は、運転のしやすさに限ったことではありません。実は、安全面にも非常に大きな影響を与えます。一例として、前方で不意に道路工事があった、信号が赤になった、前の車が急に止まった、など、不意に予想外の事態に遭遇した場合、それに対応できる時間が変わってきます。当然ながら、近くのみを見ていると、交通事故になってしまう確率が上がります。

まとめ

 車は目で見た方向に走ります。交通事故は、発生場所の多くは交差点ですが、見通しの良すぎる直線単路も意外と多く発生します。何もないので安全かと思いきや、道路脇にある電柱や防護柵、標識などに衝突するパターンが多いです。単調すぎて寝てしまう、ぼうっとしてしまう、というのが大きな原因です。ぼんやりした状況では、唐突に表れたこれらのものや、駐車車両が目に入ると、そこに目がけて車が走る、という傾向になります。また、集中力に欠けている状態の方が影響も大きくなります。


・車は目で見た場所に走る
・そのことを考えて、近くと遠くをバランスよく見る
・近くだけを見る行為は、安全面という観点からも危険である


 このことを踏まえ、快適で安全、かつ、スマートな運転を心掛けてみましょう。特に、カーブでの走りやすさが違ってきます。コーナーリングを気持ちよく抜ける、というのは、クルマの運転における醍醐味の一つです。ついでに、運転の楽しさもゲットしましょう!!