『自動車の幅、車両感覚を掴むコツ!』

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車両感覚は、アナタの重要なセンサーである

 車を運転していて、アナタが気になる部分といえば、どんな点でしょうか?カーブの走行?それは、前回検討しましたね!進路変更?それもあると思います。車庫入れ?
感覚的な部分は難しいですよね?

答えは、「車両感覚」です。

 車庫入れの時もそうだと思いますが、この感覚の良し悪しで、運転の楽しさ、正確さが決まってきます。そこで、今回は車体の感覚の中でも、フロントタイヤの感覚について、検討してみましょう。

 

 本当は画像があるとイメージしやすいのですが、諸事情で用意できませんでした。

申し訳ありません。


 アナタが免許を取得するとき、自動車教習所では、この感覚を第1 段階の初期で教習をしていきます。その感覚を説明する専用コースがあり、そこで説明を受けます。このことは、昔の話かもしれませんし、忘れてしまったかもしれません。そこで、その内容をもう一度おさらいしたいと思います。



① 右タイヤの感覚は、アクセルペダルの奥にあるイメージ
② 左タイヤの感覚は、エンジンフード(ボンネット)の真ん中からやや左にかけて
(車種によって若干違いがあります。また、左ハンドル車は表現が変わります)



かなり大雑把かつ乱暴に言ってしまえば、このようになります。

 普通の車を例にすると、右前輪については、アクセルペダルの延長線上に存在します。これは、運転席から降りて実際に確認してもらうと納得していただけます。まれに、キャブオーバーと呼ばれるトラックや一部のワンボックスタイプでは、シートの下にタイヤが来ているものもありますが、これも実際に存在する尻の下にある感覚で大丈夫です。

 大型バスなどは、普通車の後部座席くらいの距離に前輪があるものもあります。ただし、日常生活においてアナタがいきなり大型バスの運転を始めるということはあまりないと思いますので、この場では、除外したいと思います。もし、そのような方がお見えになれば、ご連絡下さい!別途個人的にお伝えいたします。


 次に左の前輪ですが、これも概ね②のように感じます。ただし、この感覚は、クルマのタイプ、大きさ、幅によって若干変動します。アナタが運転する車の精密な感覚につ
いては、運転席の感覚と、降りて計測した位置の誤差を参考にするといいかもしれません。しかし、1 センチ以内の誤差を詰めて毎日走るドライバーは少数派ですので、日
常生活レベルでは、②の感覚を軸に誤差を埋めていくのがおススメです。


 例えば、白線(車道外側線)の引いてある長い直線で左に寄せてみるのもいいかもしれません。自分の感覚とバックミラーで、誤差をできるだけ埋めながら寄せていきま
す。そして、停止後にその誤差を見てから感覚を修正し、再び停止という作業を繰り返すと、ある程度感覚を掴むことができます。

 ポイントは、ミラーを使うということと、白線で行ってください。縁石やコンクリートの壁で行うのは、おススメできません。当然ながら、失敗すると、ぶつかります。

車両感覚は、普段の走行位置、路端停車、車庫入れなど、日常カーライフには欠かせない技術です。この感覚を磨くことによって、クルマをぶつけず、こすらず、正確に
走行できます。ぜひ、一度アナタの感覚を試してみてださい。

                                                                                    運転リハビリスクール第 11 号