『侮ってはいけない!車とペダルの関係』

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『気にしていますか?ペダルの踏み方』

 車の運転において、気にしない、または気にされない部分といえば、アナタはどこだと思いますか?もちろんどれも重要なので、外すことはできません。


 答えは、ペダルの踏み方、だと思います。経験的には、あまり気にしていない人が多い部分です。

 例えば、自動車教習所での教習時、口を酸っぱくして言っていても、やろうとしない教習生はやりません。免許を取って、経験のある方については、なおさらだと思います。時代を感じるくらい昔の話になりますが、私用で、とある女の子の隣に乗らせてもらったときのことです。彼女は、右足でアクセルとブレーキ、左足は、何と、CDチェンジャーのコントローラーを足で器用に踏んで、運転しながら楽曲を変えていました。人間、訓練すればなんでもできるものだ、と、感心してしまいましたが、これはいけません。

 

 そのようにおろそかにされがちなペダル。要するに、普通に運転できてしまえば、特に気にならない部分ということができます。
 しかし、速度調整時にアクセルとブレーキの絶妙なコントロールをするためには、正しい踏み方が欠かせません。もし今から食事をするとき、箸の持ち方が不適切だと気持ちよく食事ができるでしょうか?または、食べれたとしても、エレガントな仕草ゆえに、周囲の人から一目置かれる存在になるでしょうか?
 実は、車の運転にも同じことが言えます。箸の場合は、はしたないだけで済みますが、運転については、最悪の場合交通事故の原因にもなりかねません。

『踏み方のポイント!』

 では、今から実践的なペダルの踏み方におけるポイントを3つ見ていきましょう。

 ① 指の付け根がペダルの真ん中になるように踏む(全てのペダルは右足で踏む!)
 ② 足をまっすぐにして踏む(斜めに踏まない)
 ③ アクセルとブレーキを踏みかえる場合、かかとを離してまっすぐ踏みかえる

 ここでは、①が最重要ポイントになります。手も足も同じように、指のあたりは、超高性能なセンサーでもかなわない繊細な感覚を持っています。逆に言えば、土踏まずやその他の場所で、正確なペダルのタッチは掴めません。

 

足はどのペダルを踏むときも、まっすぐの状態で行います。

 

 ①の通り、繊細な調整をすることができません。

 特に、ブレーキに関しては、いざというときに急ブレーキが踏み抜けないという深刻な事態になります。自動ブレーキが装着されているから安心だ、とお考えであれば、それは根本的に間違っています。完全な自動運転でもない限り、運転の主役はアナタであり、また、それに関する全責任もアナタだからです。

 以上ペダルの踏み方についてまとめてみました。どちらかといえば地味な場所になります。しかし、スピードの調整は安全面に直結する最重要項目でもあります。運転操作は楽にかつ正確に行えるに越したことはありません。エンジンを掛けて、ギアを入れるその瞬間、アナタのブレーキペダルの踏み方を今一度確認してみてください。

 

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