『歩行者は、油断したときにやってくる』

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 今回は、夜間と歩行者の関係について考えていきたいと思います!

当然ながら、歩行者は昼間も夜間も存在します。

「暗くて見にくいから」という理由以外で、

なぜ夜のほうが歩行者を発見しにくいのかを考察していきましょう。

『服の色と視認性』

 実は、夜間では、服の色で発見しやすいかどうかが分かれます。一般的に、

夜間の運転は、暗い色をした服を着た人を発見しにくい

という傾向にあります。見出しの写真はあまり良い作例ではありませんが、やはり、白い人の方が目立ちます。視点を変えると、暗い色を着て歩く場合クルマに撥ねられやすい、ということが言えます。アナタが徒歩で夜間外出するとき、明るい色か、反射材の付いた服や靴などを履いていく方が安全です。

 冬のシーズンになると、必然的に黒っぽい服を着ている人が多くなります。また、中学生や高校生などの学生さんは、制服自体が黒、という場合も往々にしてあります。速度、避けるときの距離には特に気を付けて走行しましょう。

『横断歩行者』

 帰宅ラッシュの時間帯になると、歩行者は飛躍的に増加します。しかも、急いでいる人も多いので、急に飛び出してくる、ということもよくあります。

この場合、運転のポイントは、

運転中は、全ての歩行者の動向をチラリとでも目に入れること!

になります。これだけでも急な飛び出しに対する備え、視界に入り危険予測ができる、など、十分な安全対策ができます。

 また、高齢者にも注意が必要です。警察の担当者から聞いた話では、高齢者は行きたい場所を見て思い立つと、子供のようにそのまま歩いて道路を横断してしまうことがあるそうです。事故事例を見ていると、夜間の直線路で車に轢かれてお亡くなりなった高齢者も多数お見えになります。また、夜明け前の暗い時間帯に活動している高齢者を撥ねてしまう、という事例もあります。

 

 深夜になると、酒に酔いつぶれて、道路の上で寝てしまう方もたまにいます。やはり、このような人を轢いてしまう死亡事故をニュースで聞くこともありますし、私の住んでいる町でも、数年前実際に発生しました。

『まとめ』

 あなた自身も歩行者になる経験があると思いますが、暗い道路で横断した経験の一度や二度はあると思います。しかし、クルマの運転をしてみると、非常に危険な経験をする場合もあります。ハンドルを握る以上は歩行者を100%発見し、動向を予測しなければ交通事故になってしまいます。危険予測を併用して発見に努めてください。

 

 もう一つ、歩行者からアナタを発見してもらいやすくする方法があります。それは、

早めにヘッドライトを点灯する

ことです。暗くなり始めたら、点灯を心掛けて下さい!ヘッドライトを点灯する理由は、アナタが見やすいためではありません。正直に申し上げて、夕暮れ時にライトをつけても付けなくても、アナタにとって見え方はほとんど変化がありません。最大のメリットは、

アナタを周りから発見してもらうため

に、早めにライトを点灯するのです。秋の夜長から冬の足音がやってくる今日この頃。ぜひ、今日からやってみましょう。