『タイヤの敵は、ひび割れ・摩耗・空気圧!』

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                           ~エンジョイカーライフ編~

楽しいカーライフをエンジョイするためには、実は、運転技術だけではありません。運転操作はもちろん、クルマの選択、メンテナンス、使い方、あらゆる要素が加わるものです。今回は、命にかかわることで、アナタが興味がなければあまり気にしない部分、タイヤに関して考察していきましょう。

 

Q:なぜタイヤは重要なのか?

 A:数ある部品の中で、地面とクルマが接地している部分はタイヤしかないからです!

つまり、アナタの命は、タイヤに託していると言えます!このタイヤの良し悪しで助かる場合もありますし、そうでない場合もあります。タイヤにこだわる他の理由としては、

 ・快適性

 ・燃費の良し悪し

 ・タイヤそのものの寿命が変化する

が挙げられます。

 

Q:タイヤの何に気を付けるべきか? 

A:主に、次の3点を重点的に見ましょう!

 ① 溝の深さ

 ② 劣化していないか(ヒビや亀裂はないか、ゴムが硬化していないか?)

 ③ 空気圧は大丈夫か?

 

① まず、ウェアインジゲーター(スリップサイン、摩耗限界線)を調べてみましょう。タイヤの側面をよく見ると、△の表示があります(一部のメーカーは除きます)そして、その延長線上や近くを見ると、溝の浅い部分(盛り上がり)があります。そこがウェアインジゲーターになります。この浅い部分が表面に現れると、残りの溝の深さが1.6㎜以下になります。そうなると、車検は通りませんし、制動距離がかなり長くなります(つまり、いつものように停まれません)

 

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② ヒビや亀裂の入ったタイヤは、最悪の場合、バースト(タイヤがハゼる)することがあります。

体験談としては、昭和な古いスクーターに乗っていたときにバーストしたことがあります。「所詮原付さ!」、と、高をくくってヒビだらけのタイヤで走っていたら、バイクがガタガタし始めました。よく見ると、タイヤのヒビの間からチューブが走行中に風船ガムみたいに膨らんでいます。「山の中だし、まあ、いいや」と思い走行し続けたら、突然「パンッ!」という音と共に、タイヤはバースト。スピードは遅かったので、大したことありませんでしたが、その後、泣きが入りながら永遠にバイクを押して街まで歩きました。


 もし高速走行時のクルマだと、目も当てられない状態になってしまいます。

 

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③ タイヤの空気圧はとても重要です。空気圧は、運転席の側面に規定値が書いてありますので、ぜひ確認してください!ちなみに、タイヤの空気圧が低いと、以下の原因になります。

 ・バーストの原因になる

 ・ハンドルを取られる

 ・ハンドルが重くなる

 ・タイヤの摩耗が早くなる

特に、1本だけ空気圧が低い場合、ハンドルを取られたり、異常な摩耗したりします。経済的には、タイヤ1本でも結構な負担になると思いますし、最悪の場合、4本全て交換ということもあり得ます。

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運転の楽しさ、快適さは、走りやすさ、しっくりくるマシンの良し悪しが左右します。しっかりとメンテナンスをしましょう。特に、命を預けるタイヤ!しっかりとした手入れ、あとは、それなりに性能の良いタイヤをお勧めします!!